米粉の蒸パン極めよう!
2021.08.04
米粉の蒸パン好きですか?
米粉と言えば蒸パン!
たかが蒸パン、されど蒸パン!
割れる、割れない問題を極めよう♪

米粉のお料理教室、ココモンタージュのヨウコです。
レッスンの延長で実験三昧。
蒸パンをつくり込んだので知りたい方に情報のシェアをします。
卵と乳製品を使わない蒸パンという条件で
- 水分量
- 水分の質
- 糖分の量
- 道具の種類
について比較しています。
米粉の蒸パンの天辺をパカッと割りたい場合
- 水分量少な目~適正量で
- 水分の種類は、水より豆乳が割れる
- 糖分が多い方が割れる
- セイロより蒸気の溜まる蒸し器が割れる
パカッと天辺を割りたい人の方が多いので、
そちらを書きましたが、割りたくない人はその反対にしましょう。
例えば、水分量は多め~適正にしてセイロで蒸すとかね!
自由自在にパかっと割れたり滑らかに膨らんだり作り分けれると無敵ですね♪
ここからは実例

トップの写真の横から写真です。
一番右は豆乳。
左3個は水。
水の量は左から順に増やしています。
一番右の豆乳が比較にならないほど膨らんで、
水のものは水分が多い方が膨らんでいますね。

こちらはすべて水分は水です。水分量も同じで、お砂糖は多め。
一番上はセイロ蒸し。
中央と下は蒸し器蒸し。
道具でずいぶん違った表情ですね。
※色が違うのはお砂糖の種類、ココアブレンドしたからです。
ちなみに中央の一番左の斜めふくらみは、せいろのフタの空気穴の仕業と思われます。
空気穴や蒸し器のフタのずれで、蒸気がこもらないとこういう現象が起きるようです。
キレイに真ん中からパックリ割りたい人は気を付けてくださいね!

こちらはおまけで。
「ワンボウル作成」と「基本」では「基本」の方が膨らんでいます。
そして「砂糖増量」はもっと膨らんで割れています。
これはおそらく砂糖の作用です。
「ワンボウル作成」はお砂糖を水に溶かず、一つのボウルで作り上げたもの。
「基本」はお砂糖は水で溶いて合わせたもの。
「砂糖増量」はそもそもの砂糖の量が多いものです。
ワンボウル作成は基本と砂糖の量は同じですが、溶け切らなかったため
砂糖の「膨らみやすく割れやすい」要素が発揮できなかったのだと思います。
お砂糖のパワー、蒸しパンでも発揮されるのですね!
材料がシンプルなだけに失敗しだすと迷宮入りな蒸しパン。
「あれ?思うようにいかない?なんで?」
という壁にぶつかったときは参考にしてみてください